INTRODUCTION
未来のきみへ 100年目のメッセージ
あの日はじめて、蒸気機関車が走った。
高輪築堤。海の上を走る一番列車。
大隈重信の「志」は未来に向かっていた。
あなたがいなくなって100年目。今こそ、あなたに聞きたいことがある。
STORY
舞台は『肥前さが幕末維新博覧会』の閉幕から約2年後の世界。
僕たち「佐賀東高校演劇部」に来た依頼は、「大隈重信の劇」だった。
だけど「江藤新平の悔しさ」を演じてきた僕たちは、ちょっぴり複雑になったんだ。
だって僕ら、「ここ」に生きているから。
「この東京駅を、まるで光を放つ『太陽』のような存在にしたい。」
東京駅の開業式。そこには日本の近代化を牽引したあなたの姿があった。
「東京」も「鉄道」も、「太陽暦」も「貨幣」も、みんなあなたがつくってくれた。
僕たちはそのことが誇らしい。だけどちょっぴり寂しくなるんだ。
だって僕ら、「ここ」に生きているから。
あなたは海の上の「蒸気機関車」のように、夢を背負って走っていった。
幼少期の大怪我、母のぬくもり、従順、反抗、邂逅、盟友の死、孤独。
ぜんぶ背負って、走っていった。あなたはとっても、「人間」だった。
大隈さん。
僕たちも100年、皆と背負って生きてきたよ。
僕たちずっと、あなたの故郷で生きてきたよ。
大隈さん。
僕たち、いま、伝えたいことがあるんだ。
MOVIE
COMMENT
会場アンケートより観劇した方の感想をご紹介します。
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人間としての大隈重信に心動かされた
大隈重信の人生に焦点を当てたことで、活字でなく生きた人間としての思いを感じ心が動かされ、皆さんの熱演に涙がこみ上げて止まりませんでした。
(30代会社員)
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とても感動しました
高校生のみなさんの純粋な気持ちがダイレクトに伝わりました。演劇をみる機会がないので、とても新鮮でした。
(20代会社員)
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トリハダが立つくらい
とてもすごかったです!!応えんしています!
(10代学生)
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演劇でしか感じられない躍動感
演劇で観ることでしか感じられない躍動感が生で体験できてとても良かった。もっといろいろな場でたくさんの人に観てもらうべき作品だと思った。
(50代会社員)
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未来を創っていく若者が演じている
これから未来を創っていく中心となる若者(高校生)が学び、演じていることに大きな意味があると思います。私も元気が出ました。
(50代主婦)
佐賀東高校演劇部『太陽の羅針盤』
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