幕末から明治初期、貨幣の信頼性が低下したことを受け、明治政府は、貨幣制度の改革に乗り出しました。財政のリーダー的立場にあった大隈重信は、「①持ち運びに便利なので、旧来の四角形を円形に改めるべきである」、「②(旧貨幣の)数え方が4進法で不便なので、各国にならって10進法とすべきである」と考え、通貨「円」と10進法を採用することで、世界に通じる信頼性の高い貨幣制度をつくりあげました。
2021.09.20
幕末から明治初期、貨幣の信頼性が低下したことを受け、明治政府は、貨幣制度の改革に乗り出しました。財政のリーダー的立場にあった大隈重信は、「①持ち運びに便利なので、旧来の四角形を円形に改めるべきである」、「②(旧貨幣の)数え方が4進法で不便なので、各国にならって10進法とすべきである」と考え、通貨「円」と10進法を採用することで、世界に通じる信頼性の高い貨幣制度をつくりあげました。